ライブコマースの「成果が見えない」を解決。EC会員ID連携で実現する次世代の分析と追客戦略 | Shopliveブログ

配信後の「で、結局どうだったの?」に答えられますか?
「昨日のライブ、同時接続数は過去最高だったけど、売上への貢献度は?」「配信後のフォローをしたいけど、誰にアプローチすればいいか手探り状態」
ライブコマースを運用している多くの現場で、この「成果の不透明さ」が最大の課題になっています。視聴数や「いいね」数といった表面的な指標だけでは、次の予算承認も戦略の改善も困難です。
SNSライブからスタートした企業ほど、この壁にぶつかります。配信中は盛り上がっているように見えても、終わってみれば「誰が買ったのか」「なぜ買わなかったのか」が霧の中。追客しようにも、視聴者が匿名では打ち手が限られます。
この記事では、ライブコマース専用プラットフォーム「Shoplive」のEC会員ID連携機能を使って、この不透明さを一掃し、配信後の追客で売上を最大化する方法を徹底解説します。
目次
なぜSNSライブでは「誰が買ったか」が分からないのか
InstagramライブやTikTokライブは、配信開始のハードルが低く、既存フォロワーにリーチしやすいメリットがあります。しかし、視聴者は完全に匿名です。
配信中に商品を紹介し、ECサイトへのリンクを貼っても、その後の行動は追跡できません。「ライブ配信の時間帯に売上が伸びた」という相関関係は推測できても、それが本当にライブ視聴者による購入なのか、たまたまその時間にサイトを訪れた別の顧客なのか、判別する術がないのです。
SNSライブの限界
- 視聴者データ:フォロワー数、視聴数、コメント数など表面的な数字のみ
- 購買との紐付け:不可能。相関関係の推測にとどまる
- 追客:全フォロワーへの一斉配信のみ。視聴者を絞り込めない
- 効果測定:ROAS(広告費用対効果)の正確な計算ができない
これでは、「次回はもっと予算を増やしたい」と上申しても、説得力のあるデータを示せません。
EC会員ID連携で取得できる「個客レベル」のデータとは
EC会員ID連携とは
自社ECサイトの会員データベースと、Shopliveの視聴データをリアルタイムで紐付ける機能です。
ECサイトにShopliveの配信プレイヤーを埋め込み、ログイン状態と連携させることで、視聴データに「User ID(会員ID)」という背番号を振ることができます。これにより、ライブは「1つの動画コンテンツ」ではなく、一人ひとりの顧客の購買プロセスの一部として分析可能になります。
取得できる詳細データ項目
管理画面(データインサイト)では、以下のデータが個客単位で紐付けられます。
| カテゴリ | 取得できる具体的なデータ |
| 基本属性 | 会員ID、年齢(Age)、性別(Gender) |
| 視聴行動 | 視聴維持率(Viewing Rate)、平均視聴時間、視聴開始・終了時刻、チャット投稿数、いいね数 |
| 購買行動 | 購入の有無、売上金額、購入点数、クリックした商品ID、決済完了時刻 |
| エンゲージメント | クイズ・アンケートの回答内容、正解・当選状況、クーポン取得有無 |
実際に見えるレベル感
例えば、こんな分析が可能になります。
「会員ID:A12345(30代女性・VIP会員)が、配信の80%を視聴し、3回チャットを投稿した後、18:45に紹介商品Aをクリックして、18:48に購入を完了した」
この一気通貫の追跡こそが、ID連携の最大の武器です。
売上貢献度を可視化する:SNSライブとの決定的な違い
ID連携があることで、直接的な成果計測(ROAS)の精度が劇的に向上します。
SNSライブの場合
- 「ライブ中に紹介した商品の売上が伸びた」→ 相関関係の推測レベル
- 本当にライブ視聴者が買ったのか、偶然なのか不明
- 追客リストが作れない
Shoplive(ID連携あり)の場合
- 「会員ID:B54321が、ライブを30分視聴してから5分以内に決済完了」→ 100%のログが残る
- 「最後まで視聴したが購入に至らなかった会員」をボタン一つでリスト化
- 無駄のないリターゲティングが可能
経営層への報告が変わる
- Before:「視聴数3,000、いいね1,200、売上50万円(たぶんライブのおかげ)」
- After:「ライブ視聴会員150名のうち、23名が配信中に購入(CVR 15.3%)、売上50万円。未購入の127名に追客施策を実施予定」
後者なら、予算増額の承認も得やすくなります。
配信終了後が勝負。視聴者の8割を顧客に変える追客戦略
ライブ配信が終わり、カメラのライトが消えた瞬間。データを見ると、数百人の視聴者がいたのに、購入したのは数パーセント…。
「残りの9割以上は、ただ見ていただけ?」
いいえ、違います。彼らは興味を持って、時間を割いて、あなたのブランドに触れていた「最高に熱い見込み客」です。
ここからが、本当の勝負です。
なぜ配信後のフォローが重要なのか
リアルタイムでは買わなかった理由は様々です。
- 「もう少し考えたい」
- 「給料日まで待ちたい」
- 「サイズやカラーで迷っている」
- 「配信の途中で見るのをやめてしまった」
これらは「買わない」ではなく「まだ買っていない」状態。適切なタイミングで、適切な情報を届ければ、購入に繋がる可能性は十分にあります。
「カゴ落ち」のライブ版:未購入者リストの活用法
ECサイトでは定番の「カゴ落ちメール」。カートに商品を入れたまま離脱したユーザーに、リマインドメールを送る施策です。
Shopliveなら、これをライブ視聴者に対しても実行できます。
未購入者リストの抽出方法
重要なのは、単なるIDリストではなく、以下の情報も一緒に取得できる点です。
- 視聴維持率(Viewing Rate):配信全体の何%を視聴したか
- 平均視聴時間:何分間視聴していたか
- チャット投稿数:どれだけ積極的に参加していたか
- クリックした商品:どの商品に興味を示したか
最も成約に近い見込み客を特定する
例えば、「1時間の配信のうち50分間も見ていたのに、最後の一押しが足りずに買わなかった会員」。
このユーザーは、偶然サイトを訪れただけの一見客とは全く異なります。これほど成約に近いリードは他にありません。
具体的な追客アプローチ
パターン1:視聴維持率80%以上の未購入者
状況:ほぼ最後まで視聴したが購入に至らなかった 推測される心理:「欲しいけど、もう少し考えたい」「価格がネック」 アプローチ:配信終了から2〜3時間後に、期間限定クーポンを付けたメールを送付
「本日のライブをご視聴いただき、ありがとうございました。ご紹介した〇〇、今夜23:59まで限定で10%OFFクーポンをご用意しました。迷われていた方は、ぜひアーカイブで色味を再確認してください」
パターン2:特定の商品をクリックしたが購入しなかった会員
状況:興味は示したが決断に至らなかった 推測される心理:「サイズが不安」「他の色も見たい」 アプローチ:その商品に特化した詳細情報を送付
「ライブでご覧いただいた〇〇について、サイズ感や素材の詳細をまとめた特設ページをご用意しました。実際のご購入者のレビューもぜひご参考ください」
MAツール連携で実現する高精度なシナリオ配信
抽出したリストを、自社のMAツールやLINE連携ツールに流し込むことで、さらに高度な追客が可能になります。
セグメント別の自動配信シナリオ
シナリオ1:超高エンゲージメント層(視聴維持率80%以上+チャット投稿あり)
- 配信後2時間:「ご視聴ありがとうございました」+限定クーポン
- 翌日午前:アーカイブリンク+「見逃したシーンはこちら」
- 3日後:「在庫残りわずか」のリマインド
- 7日後:「次回ライブのご案内」+特別招待
シナリオ2:中エンゲージメント層(視聴維持率40〜80%)
- 配信後24時間:アーカイブ視聴の案内
- 3日後:購入者レビューの紹介
- 7日後:関連商品の提案
シナリオ3:低エンゲージメント層(視聴維持率40%未満)
- 配信後48時間:次回配信の予告
- 1週間後:別カテゴリの商品提案
一斉配信との圧倒的な違い
従来の「ライブ見てくれた方へ一斉メール」では、すでに購入した人にも、ほとんど見ていない人にも、同じ内容が届いてしまいます。
ID連携+MA連携なら、「自分の行動」に基づいたパーソナライズされたメッセージが届くため、開封率もCVR(コンバージョン率)も飛躍的に向上します。
アンケート回答を「未来の売上」に変える方法
ライブ中のアンケート機能を、「ただの場を盛り上げる演出」で終わらせていませんか?
ID連携があれば、アンケート回答は顧客の潜在ニーズを知るための貴重なデータになります。
実践例:スキンケアブランドの場合
配信中のアンケート
「お肌の悩みを教えてください」
- A:乾燥
- B:毛穴
- C:シミ・くすみ
- D:ニキビ
ID連携で取得できるデータ
「会員ID:C78901が『A:乾燥』を選択」
配信後の追客
配信から3日後、そのユーザーにだけ以下のようなメールを送付。
「ライブでお答えいただいた『乾燥』のお悩み。実は、今回ご紹介した保湿クリームが最も効果を発揮するのは、この季節なんです。サンプルのご用意もございますので、ぜひお試しください」
ライブ中の何気ない回答が、一人ひとりに最適化されたパーソナライズ・マーケティングの種になるのです。
応用:購入者と非購入者で異なるフォロー
同じアンケートに答えても、購入した人と購入しなかった人では、次のアプローチが変わります。
- 購入者:「お使いいただいて1週間後のフォローアップ」「リピート促進のクーポン」
- 非購入者:「初回限定のお試しサイズ」「使用感を伝える口コミ記事」
まとめ:ライブを「点」から「線」のマーケティングへ
ライブ配信は「一過性のイベント」ではありません。
EC会員ID連携によって得られる視聴ログは、配信後のCRM(顧客関係管理)を劇的に効率化させる「資産」です。
ライブコマースの成功は、配信後に決まる
- 配信中に購入する人は一部
- 多くの視聴者は「興味があるが、まだ決断していない」層
- この「まだ決断していない」層に対して、適切なタイミングで適切な情報を届けることで、LTV(顧客生涯価値)は最大化される
ID連携がもたらす3つの変革
- 成果の可視化:「誰が買ったか」「なぜ買わなかったか」が明確になる
- 効率的な追客:無駄なく、成約確度の高い見込み客にアプローチできる
- 継続的な改善:データに基づいたPDCAサイクルが回せる
今すぐ始められる第一歩
まずは、自社の顧客がライブでどう動いているのかを「可視化」することから始めましょう。
ID連携の導入により、ライブは「なんとなく盛り上がって終わり」から、「データに基づいたCRM施策の一環」へと進化します。
次のステップ:自社での導入を検討されている方へ
「自社のECシステムで、このID連携がスムーズに導入できるか確認したい」 「今のMAツールとShopliveのリストをどう組み合わせれば自動化できるか知りたい」
クローバーテックでは、技術的な仕様確認からデータ活用方法、具体的なAPI連携の仕組みまで、専門チームが伴走いたします。
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