観光業界のデジタルトレンド統計: 12選|SaleCycleブログ | 株式会社クローバーテック

観光業界のデジタルトレンド統計: 12選|SaleCycleブログ

オンライン観光業界におけるデジタルトラベルトレンドや、消費者が旅行プランの購入へと至るルートなどを含む、傾向統計をご紹介します。

より多くのオンライン観光データについては、280件以上のオンライン旅行予約データを含む、弊社の航空&観光トレンドレポートをご覧ください。

世界全体のオンライントラベル売り上げ

世界全体のオンライン観光は2017年には6,290億ドル以上の市場になり、2020年には8,180億ドルにまで上昇すると予想されています。

オンライントラベル&ユニバーサル検索

Google検索結果画面においてマルチメディアな結果を表示するユニバーサル検索の登場により、各検索結果画面に青いリンクが10件並ぶ時代は終わりました。

オンライントラベル検索においては、結果画面でユニバーサル検索のオブジェクトが占める範囲が広くなっています。

このオブジェクトの中でも、ナレッジグラフはデスクトップ検索結果の65%とモバイルでの22%、マップはデスクトップで17%とモバイルで23%、そして画像はデスクトップで18%とモバイルで15%の割合で表示されました。

Tripadvisorとオンライントラベル検索

月間3億人以上のユーザーを誇るTripadvisorは、多くのオンライン旅行予約に影響を及ぼす存在です。

また、Tripadvisorを閲覧する消費者は下調べに時間をかける傾向があり、80%以上が予約確定まで4週間以上はかけています。

そして多くの旅行検索において人気のスタート地点でもあり、特に検索の初めの段階で活用されています。

観光業における放棄率

弊社のトラベルリマーケティングリポートによると、2019年のオンライン旅行サイトでの平均放棄率は90.74%でした。

これに比べ、小売Eコマースの平均放棄率は84.24%でした。

オンライントラベルは大抵の場合、比較的長い下調べ期間と予約プロセスを伴い、更には高額な買い物になりやすいため、放棄率も高めになっています。

トラベルと言っても中には軽い買い物もあり、例えば車のハイヤーやホテルの予約などの比較的シンプルなプロセスでは、他のトラベルサイトよりも低い放棄率が見られます。

オンライントラベルの放棄傾向

プロモーションイベントや特定のシーズンなどの売り上げピーク時には、放棄率も反比例して最も低くなる傾向にあります。

travel verticalによる月別放棄率、2019(SaleCycleデータ)

上記の通り、観光業界の大半は1月辺りに放棄率が低くなります。これは消費者が夏の旅行の予約を始めるタイミングだからでしょう。

特に航空会社や観光業においては、5月辺りには放棄率の更なる低下が見られ、こちらは夏の旅行の滑り込み予約を済ませるからでしょう。

ホテルが顧客にレビューのお願いをするべき理由

TrustYou社の発表には、各ホテルが顧客とコンタクトを取り、レビューのお願いをするべき理由が掲載されています。

  • レビューの依頼を受けた顧客の80%がレビューを残しました。
  • 依頼されずに自らレビューを残した顧客はたったの22%です。
  • 顧客の大半(54%)は直近12ヶ月で1つ以上はレビューを書いています。
  • 平均で、旅行者によるレビューの95%は前向きなもので、旅行者の最近のレビューの93%もまた前向きなものです。

旅行客がモバイルブラウザよりもアプリを好む理由

Travelport Digital社は、消費者がアプリを使う際の旅行アクティビティ、そしてモバイルサイトよりもアプリを選ぶ理由について調査しました。

アプリを選ぶ理由で最も多かったものは、スピードと機能性でした。便利な通知機能も人気です。

旅程詳細、割引などの価格速報、そしてプロセス中の予約のリマインダーなどの通知が評価されています。

ここでカギとなるテーマは顧客体験です。アプリそのものが、より良い顧客体験を生み出しており、良質なアプリを提供するトラベルブランドほど恩恵を受けています。

モバイルで最も快適なトラベルサイト

Googleによるスピードと使い勝手の調査の結果、イギリスのトラベルサイトの中でモバイルで最も優れた10件は以下の通りとなりました。

ホテルにおけるコンバージョン率

Fastbookingの調査によると、ホテルの平均コンバージョン率は2.2%です。

しかし、コンバージョン率はホテルサイトによって異なり、上位20%の平均5.6%に比べ、下位20%の平均は0.3%です。

旅行予約の際に使われる端末

EyeforTravelの発表によると、旅行予約の際に使われる最も人気な端末は、今でもデスクトップです。

航空会社・ソーシャルカスタマーサービス

Conversocialの調査は、アメリカ、ヨーロッパ、そして中東の航空会社のソーシャルメディアでのパフォーマンスに注目しました。

こちらのデータによると、アメリカの航空会社が平均で比較的早く反応していますが、全体的にEMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)よりも反応が少ないようです。

旅行検索トレンド

Pi Datametrics社の観光市場業績レポートは、観光業界における検索トレンドに着目しています。

こちらのレポートは、イギリス航空市場を分析し、フライト関連の検索で最も頻繁に登場したサイトをまとめています。

上位3サイトが航空市場全体の52.6%を占めており、Easyjetが最高のパフォーマンスとなっています。

アメリカでも同様のパターンが見られ、上位3つのサイトが航空カテゴリー全体の57%を占めています。

一覧へ戻る

関連する記事

関連する記事はありません。