社員インタビュー:「このままでいいのか?」閉塞感打ち砕いたクローバーテックとの出会い(オペレーションエクセレンス部・片野)

クローバーテック初の正社員として入社した片野翔太は、2年前、JTC(伝統的な日本の企業)のような社風の会社で将来の自分を思い描けなくなり、転職活動を始めて、CEOの鳥山紘平とCOOの池上晃平の2人と出会いました。大企業から一転、ベンチャー企業への入社に不安はなかったのか?また、入社から2年で分かった同社の特色や企業文化などを伺いました。
きっかけは信頼するオタク仲間・池上からの紹介
ーー現在担当しているお仕事を教えてください。
弊社のサービスは簡単に言えば海外のITシステムを国内の企業にご紹介し、運用のお手伝いをしています。
僕はその中で、営業アシスタントから販売ツールの管理運用、お客様のトラブル対応など含めて幅広く行っています。あと、最近新しく始めたところだと、業務の自動化のためのシステム構築を担当しています。
社内外のITシステムに関する様々なことを技術的にサポートするのが僕の業務といった感じです。
ーー同社に入社する前はどういったお仕事をされていたんですか?
500人規模の企業で情報システムの部署にいました。入社して3年目くらいで、漠然とした不安を覚えたんです。
その会社では年に2回くらいは新しいシステムが導入されるなど、それなりにやることはあったんですね。でも、半分公務員のような会社だったこともあり、大体のことが決められているんですよ。
自分で何かを考えて取り入れる、みたいなチャレンジングなことができる環境ではなかったんです。こんな環境で、このまま年を取って「本当に大丈夫なのか……」と。それで少しずつ転職活動を始めました。
ーーでは、クローバーテックを知ったのも転職活動中ですか?
転職先として考えるようになったのは、確かにその時期です。ですが、クローバーテックのことは学生時代から知っていたんですよ。
実は、COOの池上さんとはアイドルオタク仲間として学生時代から懇意にしていただいていたんです。一時期、同じアイドルを推していたこともあり、昔から色々なことを相談していたんですね。なので、転職活動を始めてからどんな企業を探せばいいか、改めて相談してみたんです。
「どこに行っても通用する人材に」個々のキャリアを伸ばす
ーーオタク仲間ですか……。それは、なんというか、付き合いの濃度は並ではなさそうですね?
話し出すと、終わらないので割愛しますが、本当、オタク仲間の中でも、池上さんはめちゃくちゃ面倒見がいい人だったんですよ。
それで、いつものように相談してみると、池上さんから「それだったらうちの会社でもできるからやってみない?」と誘っていただき、CEOの鳥山さんを紹介いただき、3人で会うことになりました。
ーー会社の第一印象は覚えていますか?
私が入社した時、まだ社員がいなくて、池上さんと鳥山さんの2人で回していたんですよね。なので、会社の第一印象ではないんですが……実は鳥山さんのことが怖かったんですよ笑。
ポッドキャスト収録中だった鳥山
ーーえ、(後ろにいた鳥山さんの姿を確認して)……やんちゃそうな感じだから?ですか?
髪をガッと結ってオールバックにしていて、しかも関西弁で。あ、いや関西弁が怖いという訳じゃないんですが、語気をきつく感じてしまったんです。それで、なんか怖い人なのかなってビビっちゃったんです。
でも、話してみたら、めっちゃいい人でした。怖いどころか、当時抱えていた「10年後の自分が想像できない」という思いも、親身になって聞いてくれたんですよ。
これは今もお2人に言われるんですが、「ここ(クローバーテック)だけに収まってほしくない」と。この会社で「これができます」といえるような、何か強みになるような見つけて、どこに行っても通用する人材になれるよう、様々なことに挑戦させてもらっています。
ーーでは、この会社に入って何か始めたことなどあるのでしょうか。
この会社に入った時、営業アシスタントと言いましたが、アシスタントだけでなく、お問い合わせをいただいたお客様に、ご提案をさせていただき、導入から運用まで全ての業務を一任いただくこともありました。
前述した通り、当時は鳥山さんと池上さんの2人だけで、まったく手が足りていなかったんです。だからこそ、この会社でなら、様々な業務に挑戦し、ある種、自分を追い込むことができると思ったんです。
また、この会社で2年勤めてみて、いい変化だなと感じているのは、一見自分に関係ないような業務でも、自分ごととして捉えられるようになったことです。例えば、お客様からのメールでこれは何か問題が起きていそうと感じたら、自分が対応するかは別にしても、スタッフに共有できるようになりました。また、ニュースなどを見ても仕事に関連するかもと、広くアンテナを張れるようになりました。
自分の作業領域が明確だった前職ではまず考えられないことなので、これは嬉しい変化ですね。
「失敗しても死ぬわけじゃない」ミスを許容して挑戦を促す文化
ーーなるほど。一方でやれることがあるということは、過重労働、ブラックになりがちな印象があります。自分のプライベートの時間は確保できていますか?
鳥山さんも池上さんも「時間外で働くな」という考え方です。弊社の業務時間は朝10時から19時なんですが、その時間内で業務に集中しています。僕はオフィスに出社して仕事をしているのですが、このオフィスが19時に閉まっちゃうんですよね。
やろうと思っても必ず19時で業務を一区切りつけざる得ないので、今日は終わりにしようとなります。なので、残業はあまりありません。
あ、海外の企業とのミーティングで、時差の都合で夜に打ち合わせがあることもありますが、そういった日は、日中の作業時間で調整できますしね。
また、アイドルオタクつながりで入社したこともあり、オタ活に関しても寛容な点もありがたいです。どうしても外せないライブなどには、有給をバンバン使っています。
「過労」という感じにはならずにやれてこれていますね。
ーークローバーテックはどんな人向きな会社でしょうか?
この会社は、チャレンジしたい人には経験の有無や年齢性別に関わらずチャンスをくれますし、絶対にバックアップはしてくれます。常に進捗など確認なんかもしてくれています。何かミスっても、「すぐ相談すればなんとかなりますよ」という環境です。
失敗したらしたで、死ぬわけじゃないし、って感じのスタンスなのもありがたいです。だから自分の中に、何でもいいから「やってみたい」という情熱がある人にはすごくおすすめです。
それともう一つ、新しいテクノロジーを見つけた時、新しいおもちゃを手にした子供みたいに、興味を持って楽しめる人がいいんじゃないかなと思っています。
「面白そう」で終わるのではなく「会社に問い合わせてみよう」と動ける人には、すごくいい環境ですよ。
ーー最後に片野さんが今後力を入れていきたいことを教えてください。
冒頭でもお話しましたが、今注力しているのは、業務の自動化です。具体例をあげると、例えば、お客様から問い合わせがあった場合、自動の返信メールってあるじゃないですか。あれってとても機械的ですよね。それを、担当者が書いたような自然なメールを返せるようにしたいんです。
担当者の、メールの返信に割く時間を減らし、問い合わせの内容に着手する時間を増やせるようにするためです。
そういった細かいけれど、存外多くの時間を取られる業務を自動化して、スタッフの皆さんがより仕事しやすい環境を整えたいと思っています。