2019トラベルEコマースリマーケティングレポート|SaleCycleブログ

弊社の最新インフォグラフィック、「トラベルリマーケティングレポート」は、オンライントラベル市場を国際的な放棄レートやセールストレンドなどの貴重なデータを用いて分析しています。

本レポートより、5つの種類のトラベルサイトについてハイライトしました:

  • オンライントラベルサイトの全体的な平均放棄レートは90.74%
  • 最大のトラベル放棄レートはオンライン旅行代理店(OTA)で、93.96%
  • 最小のトラベル放棄レートはホテルサイトで、84.63%
  • 世界的なトラベル放棄レートで最小はアジアの85.46%

トラベル放棄レート

クライエントデータを用いて、当社は放棄統計を5つのトラベルセクターに分け、トラベルウェブサイトの様々な種類による違いが見えるようにしました。

ブッキング放棄レートの最大値は航空会社とOTAウェブサイトという結果になっています。

これらは基本的に最も複雑なトラベルショッピングとなり、OTAサイトの場合は特に、ホテルと交通手段がセットかつ、オプショナルツアーやレンタカーなどのオプションを同時にブッキングするということが一つの要因です。

顧客トラベル調査のデータによると、トラベルショッピングの80%が完了までに4週間以上かかっており、この期間中には顧客が複数のサイトを閲覧し、ブッキングプロセスを放棄している場合もあります。

基本的には、ブッキングプロセスが複雑であればあるほど、そして消費者に提供されるオプションが多いほど、リサーチプロセスに長い時間がかかります。

比較対象として、ホテルやレンタカーのウェブサイトは比較的シンプルで、84.63%と86.34%という少し低いブッキング放棄レートとなっています。

例えばレンタカーサイトにおいては、ブッキングプロセスは比較的シンプルで、他の平均リテールショッピングと比べても確実に複雑性は増しません。

日程や受取・返却場所の選択から数えて、ほとんどのレンタカーサイトでは3~4ステップで達成されます。

加えて、レンタカーを予約する消費者の多くは既に旅行やオプションの予約を済ませているため、レンタルが必要になる日程や受取場所が明確な場合がほとんどです。

ホテルにとっても同様のケースが考えられます。こちらは旅行日が近い日にブッキングされることが多いです。例: 週末のプチ旅行、仕事など。

リサーチにかけられる時間が短いということは、放棄する確率も低いということになり、ブッキングプロセスも比較的シンプルです。必ずしもブッキング中に代金支払いが含まれないという点で、複雑さが減っています。

放棄トレンド

トレンドチャートによると、1月にはほとんどのセクターで放棄レートが下がっており、この原因は恐らく消費者が夏休みの旅行をブッキングし始めるからでしょう。

特に航空会社や旅行会社においては、5月に更なる放棄減少が見られ、こちらは夏休み直前のブッキングによるものかと思われます。

オンライントラベルマーケットに関する統計やインサイトの詳細は、280以上のオンライントラベルブッキングのデータを含む、当社のUnderstanding Airline and Travel Trends Reportをご覧ください。

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